暗殺の森

監督は、ベルナルド・ベルトルッチ
出演は、ジャン=ルイ・トランティニャンドミニク・サンダ
公開は、1972年9月
これも難しい映画ですね
何となくファシストに手を貸した人物の物語だと思って興味を持ったのですが

少年時代に運転手の青年に襲われた主人公
ピストルがある、日本の着物があるという言葉にのせられて彼の部屋について行ったのが運の尽き
そして青年を彼のピストルで射殺してしまう
この事件が元でファシストに走るようなことが映画の紹介で書いてあるのだけれどそうは全然思えないんですね
この事件のことを教会で告解するけれど神は簡単に許してくれるんですよ
これがまた不思議
ファシストに走ったのは当時の流れなんじゃないですか
イタリアにしてもドイツにしても、まあ日本でも流れに乗り遅れるなって感じで皆がよくわからないままついて行ったってのが事実
そんな彼は反ファシストの大学教授の暗殺に関わるんです
でも直接に手をくだしたわけじゃあない
この教授にも本物のファシストでないことは見破られてるんですね
そして時代はファシストの崩壊
もちろん本物のファシストでない彼はある行動をとります
でもなあ、何かしっくりこない映画なんですよね
ファシストを描ききっていないし、エンディングも意味不明
たぶんこちらの読みが足らないとは思うのですが