水俣病闘争史

作者は、米本浩二さん
出版は、河出書房新社です
やっぱり記録を残すってことは大切なことです
そしてちゃんと監視するってことも

この本を読んでるといろんなことを考えてしまいます
バン様世代は水俣病は生きていた時代に起こったこと
まっすぐ歩けなくなって狂い踊ったように見える猫の映像
そして有名なユージン・スミスさんの「入浴する智子と母」の写真
それでいて大学で水俣出身の先輩に会った時のショック
その人が普通の人だったから
水俣の人は水俣病だと思っていた自分の無知さ
そして今も変わらないであろう企業城下町の恐ろしさ
そして患者のためである市民運動を進める難しさ
いろんなことがこの本には書かれています
それをちゃんと後世に伝えていくのがその時代に生きた人の責務
誤解を生むといけないですが、チッソという会社でも工場排水は安全だと言って海に流していたんですよね
処理施設を作ったから海に流しても大丈夫だと
でもデータを改ざんしていたんですよね
こういうのは中から声をあげないと知ることができないことです
不正があれば不正を告発できることの社会って大切です
お時間のある方はぜひ読んでみてください