TAR/ター

監督は、トッド・フィールド
出演は、ケイト・ブランシェット、ノエミ・メルラン
公開は、2023年5月
ケイト・ブランシェットさんは鼻にかかったお声が特徴
なぜか気になっちゃう女優さんです

この映画の主人公は女性指揮者
指揮者といえば男性のイメージがあり、日本人の女性指揮者は松尾葉子さんしか知りませんから
ただ映画は何を言いたかったのでしょうか
女性の生き方にスポットを当てているのでしょうかね
この映画の主人公はいい意味でも悪い意味でもなかなかの女性
まあ間違いないのはパワハラを行っていること
ウィーンフィルハーモニーの常任指揮者ですからこの権力は大変なもの
副指揮者は簡単に解雇したかと思えば、過去にはアカデミーの生徒から音楽界の居場所を奪って自殺に追い込んでいる
それでいてパートナーの女性との間に養子を迎えて子どもは溺愛
ジキルとハイドのみたいな人です
でも結局はその悪い面が世間にさらされて全てを失ってしまいます
それだけの映画と言ってしまえばそれだけなんですよ
ただ彼女は一度も自分の行動を謝罪することも悔いることもないんですね
彼女には音楽だけが残っており、音楽だけがまだ彼女の側にある
それで映画が終わっちゃいます
どう評価していいのやらわからない映画ですが、ケイト・ブランシェットさんは好演ですね