日本人が夢見た満洲という幻影 中国東北部の建築遺構を訪ねて

作者は、船尾修さん
出版は、新日本出版社です
古い建築物が好きなんです
お城とかのとっても古いものから明治以降の近代建築と呼ばれるものまで
一時はスマホ片手に探してました

特に前の職場の時は近くに遊郭跡があったのでかつての遊郭の建築物を撮ってました
とあるブログにあげていたのですがそこが閉鎖
うまく写真を取り出せないうちに画像が消えてしまったのが残念です
人の造ったものはいつか消えてしまう
自然の力や人間自らの手で
こちらの本は満州国時代の建築物を写真におさめた本です
中国という国は不思議と思想的なもの以外にはかなり寛大な国のようで、あの中国にとっては憎むべき日本統治下時代の建造物もそのまま使っているものが多く残っているようです
満洲国の行政などの日本建築物はとにかく威圧感が半端じゃないです
働いている名古屋に残る名古屋市役所や愛知県庁のような建物が目白押し
帝冠式などと呼ばれる和洋折衷建築様式
美しさという意味では正直どうなんでしょうかと思うのですが、ただただ威圧するオーラは凄い
西洋建築に屋根をのっけるなんて誰が思いついたんでしょうかね
今までの残っていた満州国時代の建築物も消えようとしています
都市開発や老朽化
政治的なものは置いておいて記録を残しておくのは大切なこと
こういう活動を行っている人たちには本当に頭が下がります