カースト アメリカに渦巻く不満の根源

作者は、イザベル・ウィルカーソン
出版は、岩波書店
正面から向かい合わないといけない本です
アメリカはこれから一体どこに行ってしまうのか

大統領選の候補者選びではトランプさんが圧勝中
そして対立候補になるであろうバイデン現大統領のヨボヨボさは誰にも不安を覚えさせる
またトランプさんが大統領に復帰したらどうなるのか
アメリカという国は資本主義の盟主でかつ自由主義の盟主と思われている
しかしよく知られているように今や多民族国家
でも決して平等ではないと作者は訴えます
カーストという言葉で思い浮かべるのはインド
純然たる差別主義の制度を維持している
自分の属するヒエラルキーで全てが決定されてしまう社会
しかし何を憚っているのかインドを非難する国家は少ない
ロシアや北朝鮮を大っぴらに批判する国家であっても
どんなに努力しても報われない社会が民主主義国家なんでしょうか
そして誰もが知っているナチスによるユダヤ人の虐殺
世界中が非難する蛮行
その手本となったのがアメリカの奴隷主義
ナチスは徹底的にアメリカ南部の奴隷社会を研究し、それをユダヤ人に置き換えて実行したと作者は述べる
オバマ政権の誕生が多くの白人の震撼させ、のちのトランプ政権を誕生させたと
世界中が中止すべき国家はアメリカではないでしょうか
もう盟主ではないと見切りをつけるべきでは