監督は、柳町光男さん
出演は、北大路欣也さん、太地喜和子さん
公開は、１９８５年５月です
北大路欣也さんが男くささプンプンです
そして早く亡くなった太地喜和子さんがもし生きていたらなどと考えたりします
北大路欣也さんと言えば『仁義なき戦い』のイメージがあってギラギラしてるって感じなのですが、この映画には本当に男くさい
やたらと上半身はだか、そして時には全裸ってのもあるかもしれません
職業は木こり、そして山の神と話ができる男
女性関係はだらしなくて妻子がありながら誰とでも寝てしまう男
本当に画面から汗のにおいがしてきそうです
そして伝説の女優太地喜和子さんは実に艶っぽい
絶世の美人ではないですが和服姿もドレス姿も様になってて色っぽい
あんな事故死さえなければと思ってしまう女優さんです
北大路欣也さん演じる男をアニキと慕う漁師を演じるの安岡力也さん
この映画では力也ではなくカタカナのリキヤです
強面のイメージは変わらないのですが、アニキとして慕われる役ではなくて慕う役が新鮮なんですよ
そして衝撃のラストシーンは戦慄
スピリチュアルだった男になにが起こったのでしょうか
山の神に近づいた男は山の神になにを告げられたのでしょうか
原作の中上健次ワールドであることは間違いありません
