ハイ・クライムズ

監督は、カール・フランクリン
出演は、アシュレイ・ジャッドモーガン・フリーマン
公開は、2002年6月
アメリカはドラマも映画も法廷ものが抜群に面白い
こちらもラスト直前までは怒涛の面白さでした

いつもの法廷ものではなくて軍事裁判
「グッド・ワイフ」でも何度か登場しましたが、なかなか理不尽な法廷
そりゃ仲間内を仲間が裁くのだし、それも軍という狭い世界の中で
そして国家機密なる鉄壁の防御も行使できる
この毛色の違いがますますこの映画を面白くしている
お話は弁護士の彼女とその彼氏が幸せに暮らしていたら泥棒が家に入る
大した被害もなかったが警察に通報したら彼氏が逮捕されてしまう
実は彼氏は軍からの逃亡犯で名前も本名でなかった
それも一般人を7人だか殺戮した第一級殺人の犯人
彼女は彼を救うために彼の弁護を引き受ける
そして経験のない軍事裁判のために経験のある弁護士とコンビを組む
これがモーガン・フリーマンさん演じる元アル中の弁護士
いやいや、こういうちょっと訳ありのモーガン・フリーマンさんの真骨頂
絶対軍が何かを隠しているのは間違いないと思わせる展開
恫喝や恐喝の盗聴などは当たり前
彼ははめられたに違いないと誰もが思い込む
執拗なまでに証拠を集める弁護士コンビ
ところが大どんでん返しが待ってるんですよね
残念なのはその後
敢えてこのエンディングに持って行く必要があったのでしょうか
あの判決ならこうするしかなかったのでしょうかね