父と子の絆

作者は、島田潤一郎さん
出版は、アルテスパブリッシングです
この装丁を見ればロック好きは絶対に買うでしょう
ポール・サイモンのファーストソロアルバムですから
彼の曲は「母と子の絆」ですが

もう少し言わせていただければこの曲は名曲中の名曲
リズムは見事にレゲエ、それに優しい声が乗るのですからたまりません
こちらの本はお父さんの育児日記です
本当にいいお父さんですね
バン様も2児の父親ですが、全然いい父親でなかった
作者と同じ一人っ子なのに全然違う
ちなみに作者が一人っ子は、『基本的に誰かに合わせようとする傾向が薄い。人当たりこそいいものの、本質的には、人付き合いが淡泊で、一方で凝り性。あと、頑固。』と書いて見えるのですがその通りです
自分の子育てを振り返ると欠点である包容力の無さがそのまま出てしまったものだったような気がします
息子は作者の娘のように癇癪持ちですぐに泣き叫ぶ
幼稚園に行くのは嫌がり、運動会や学芸会でも泣き叫ぶ
そんな時に父ちゃんは怒ってばかり
全然子どもがなぜ泣いているのかを考えようともしなかった
仕事にかこつけて子どもと向き合うこともしなかった
こんな本を読んだ後で振り返ると本当に恥ずかしい
お知り合いのKONMA08さんのブログなど読んでると自分が情けなくなる
ふたりとも親元離れて既に生活しているけれど、よくぞこんな父親で育ったものだと反省しきり
しかしこの作者は凄いなあ
一人っ子でもいろいろいるんですね