新宿スペースインベーダー 昭和少年凸凹伝

作者は、玉袋筋太郎さん
出版は、新潮社です
先頃議員を辞職なさった水道橋博士の相方で浅草キッドのひとり
タケシ軍団って凄いんですよ

芸人だって一言申すがビートたけしさんの姿勢
笑かしてるだけじゃなくて政治や経済にでもおかしいと思うことは指摘する
そんな軍団だから政治家になった人もいるし、芸人がニュース番組を仕切ることもできるようになったんだと思います
ただ最近のビートたけしさんはちょっとですけれど
玉袋筋太郎さんのこの小説は私小説ってやつです
でもとにかく面白い
歳は7つ違いですがふむふむとうなずくことが多数
学校ってこんなとこだったなどと思ったりもします
この本と同じように小さい頃貯金箱からお金を持ち出して散在し、警察に御厄介になったこともありました
まあ小狡い少年であったのは確かです
そんないろんな子どもが集まってくるのが学校
先生の教育的指導なんて当たり前
いじめだって露骨だったけど、それに立ち向かう友だちだっていた
あだ名はうんこたれとかもっと直接的
いちいち目くじら立てる親もいなかった
初めて放り込まれる社会が学校
いいことも悪いこともあって大きくなっていきました
悪いことを排除するようになった学校でどんな子どもが育っているのか
考えるとちょっと怖くなってしまいます