金は払う、冒険は愉快だ

作者は、川井俊夫さん
出版は、素粒者です
題名だけだと冒険小説のようですが、全く違います
主人公は古物商です

古物商っていいんじゃないって思いませんか
何か古道具に囲まれて1日を過ごす
そしてある時はお宝発見
確かにこの本を読むと冒険って題名につけた意味も分かります
うちの親父も晩年はやたらと古時計とか陶器を集めてました
こちとらは価値もわからないのでいくら使っているのかも全く知りません
元気なうちは車でリサイクルショップのようなところに出かけては何かしら買って来てました
確か古物商の鑑札も取ったような気がします
しかし死んじゃえばおふくろもバン様にとっても無用の長物
結局は買っていたお店の人を呼んでまた買い取ってもらいました
でもそれを幸せそうにいじっていた親父の姿は今でも覚えています
本を読む限りはかなりヤクザな商売そうで度胸や腕っぷしに体力もいりそうな商売
鑑定力も必要だろうから、バン様が扱うとしたらCDなど音楽関係ぐらいでしょうか
でも今さらお店なんか始められないからねっと売買ぐらいでしょうか
そんな気持ちにさせてくれる本ですので、収集癖のある人は一度読んでみてください