私がやりました

監督は、フランソワ・オゾン
出演は、ナディア・テレスキウィッツ、レベッカ・マルデール
公開は、2023年11月
大好きなイザベル・ユペールさんも出演
皮肉たっぷりの映画ですよ

この皮肉っぽさがフランス映画なんでしょうか
そして社会風刺もちゃんと取り込んでますからお見事
主人公は売れない女優と売れない弁護士
家賃も滞納してその日の暮らしにも困る2人
でも女優が殺人事件の犯人と疑われたことから人生は急展開
身に覚えがなければ嫌疑がかけられればそれを晴らそうとするもの
でも2人はそれを利用しようと考えるのですから頭がいい
やってもいない殺人を自分たちの犯行だと言って裁判にかけられる
その裁判では綿密なシナリオを基づいて陪審員の興味を引き付ける
そして最後には無罪を勝ち取っちゃいます
でもそれだけではないんですよね
今度は裁判での勝訴を利用して2人はのし上がります
ここで登場するのが大好きはイザベル・ユペールさん演じるかつての大女優
実は殺人事件の真犯人なんですが、彼女も今度は3人でさらにのし上がっちゃうから見事
反対に彼女たちに関わった人たちは…
いつもは色っぽいイザベル・ユペールさんがド派手な落ちぶれた大女優を演じているのですが、実にユーモラスでクスクス笑いです
これぞフランス映画だと思います