監督は、レオ・マッケリー
出演は、ケリー・グラント、デボラ・カー
公開は、1957年10月
デボラ・カーさんのなんとお美しいこと
昭和30年代にこんな美女をスクリーンで見せられた日本人男性は倒れたんですはないでしょうか
トム・ハンクスさんとメグ・ライアンさんの『めぐり逢えたら』のエンパイアステートビルでの待ち合わせはこの映画をモチーフにしています
ただこの映画を観ちゃうと『めぐり逢えたら』は影が薄くなりますね
恋愛映画としてはやっぱりこちらが数段出来がいいのではないのでしょうか
出会いに再会の誓い、そして事故、最後の再会
これぞ恋愛映画の王道です
そして二人の恋人たちがまたクールでウォームなんですね
ドロドロしそうな関係なのに、ちゃんと距離を置いて暖かく二人を見守り助けていくんですよ
脇役と言っちゃえばそれまでですが、この距離感が余計に二人の関係を際立たせているんですね
やっと彼女の居場所を知って住まいを訪ねるエンディング場面
ソファーに横たわったままのデボラ・カーさんとケリー・グラントさんの会話シーン
もうこのまま彼女は何も語らないまま別れてしまうのかと思わせておいて、彼の売れた絵画の話への持っていき方
その絵画を登場させないのですが、最高のエンディングです