日の名残り

監督は、ジェームズ・アイヴォリー
出演は、アンソニー・ホプキンスエマ・トンプソン
公開は、1994年3月
原作を読んでから満を持しての映画鑑賞
さすが原作に負けない作品

やはり名優お二人の演技
特に抑えに抑えたアンソニー・ホプキンスさんの名演技には脱帽
羊たちの沈黙」のイメージが強すぎて怪優と思われがちですが、間違いない名優
自分を殺してご主人に仕える執事役を見事に演じています
第二次世界大戦前後のイギリスのお屋敷
ドイツを信じて手を握ろうと画策したご主人
戦後アメリカからやって来た新しいご主人
この二人に自分の感情を押し殺して仕えた執事
そしてこのお屋敷にかつて仕えていたメイド頭の女性
時代が激変する中での秘めに秘め続けた恋愛感情
すれ違ったまま時は流れ新しいご主人の下での新しい生活
もう一度彼女をお屋敷に呼び戻そうと彼女の下を訪ねる執事
怪優と言われるアンソニー・ホプキンスさんの抑えに抑えた名演技
原作も素晴らしいけれど映画も素晴らしい