背徳の囁き

監督は、マイク・フィギス
出演は、リチャード・ギアアンディ・ガルシア
公開は、1990年6月
目地らしいですよ、リチャード・ギアさんが悪役ですから
似合わないと思っていたら段々と憎たらしくなっていきました

そして共演のアンディ・ガルシアさんがまたいいんです
このお方、バリバリの主役じゃなくて主役の相手役の時に見事に煌めく役者さん
俺だ、俺だと前面に出てこなくて半歩下がってる
この感じが映画の中で絶妙の味になってる
画面に登場するだけでうれしくなってしまいます
リチャード・ギアさんは悪徳警官でアンディ・ガルシアさんが内部調査班の警官
人の感情を見事に操る悪徳警官で警察内を牛耳っている
こりゃ、日本の映画やドラマでもよくあるお話ですよ
そして内部調査班の警官までも手玉に取る
その戦法がまた奥さんがらみのいやらしさ
リチャード・ギアさんがどんどん悪人に見えてくるから不思議なもの
しかし、正攻法の調査に段々と追い詰められていつもの冷静さを失ってしまう
最後は自滅のような結末が待っていました