オン・ザ・ロード

作者は、J・ケルアック
出版は、河出書房新社
うーん、無茶苦茶な生き方のディーン
日本人の感覚にはない放浪者

旅と言ってもスケールが違うのは大陸だから
それを簡単にヒッチハイクや貨物列車へのただ乗りで実行する
怖いものなしの旅
それは旅に対してもだけではなくて人生でも
そんな世界に憧れてベストセラーになったのもわかるような気がします
こんな旅ができたのもアメリカの中でもほんのわずかな人だけ
堅実な旅をした人が大多数では
その上周りには迷惑のかけっぱなし
それでもそれを受け入れる周りの人たち
映画の「イージー・ライダー」のイメージだとこんな若者を周りは敵視していた大人たち
でもこの小説での周りの大人たちは優しい
こんなどうしようもない旅人をやさしく受け入れている
日本での自分の旅を考えたらこんな人たちとは正反対
冒険なんて嫌いの旅
あまり人とも交わらず自分の世界で旅をする
周りの皆さん放っておいてください
そしていつものようにマクドに入ってランチを食べる
ほとんど日常と変わらない世界
この安心感が好き
絶対にこんな旅ができない自信は100%
だから憧れるんでしょうね