監督は、崔洋一さん
出演は、石橋凌さん、中川安奈さん
公開は、１９８９年６月です
この映画を観るまでは石橋凌さんの演技ってクサいと思ってました
ファンの方が読んでいたらごめんなさいね
素人っぽいというかセリフ棒読みっていうか
松田優作さんが亡くなってから俳優業一本になられるのですが、ＡＲＢで音楽活動しているほうがキマッてると思ってました
内田裕也さんと一緒でそれほど声量がある方ではないと思うのですが歌う姿がサマになってるんです
それなのに俳優業に転身ですから
でもこの映画を観ると俳優でもいいんじゃないと思えました
まあ役柄がミュージシャンですから当たり前かもしれませんが、いつもの棒読みのようなセリフじゃないんですよ
舞台がアメリカ時代の沖縄から復帰後の沖縄
そこでアメリカ兵相手に演奏している男たちとある女性の物語
熱いぜって感じが画面からプンプン
泥沼のベトナム戦争に向かうアメリカ兵のどうしようもないやるせなさ
そして死んでいく仲間や家族
そんな人たちを相手にしてれば生半可な演奏じゃあ納得してもらえない
そして仲の良かったバンドマンの中での方向性の違い
熱い映画じゃないですか
川平慈英さんのギタリスト姿はイマイチですが、伊藤淳史さんの子役時代は必見です
