監督は、イ・サンムン
出演は、チョン・イル、ラ・ミラン
公開は、２０２３年４月
最初観始めた時はもしかして韓国の貧困問題を扱った映画かなどと思ってしまいました
でもそんな政治性は全くありませんでした
というかどうしようもないダメ親父に翻弄された家族の物語
働きもせずにサービスエリアで詐欺を働く親父
それにどう思っているのかわからないけれど引っ張られていく家族
けなげと言えばけなげな家族なんですが、これは母親もダメですよ
子どもを学校にもやらずにサービスエリアと転々とするだけの生活なんですから
働けばいいのにわずかな金額をだまし取るだけ
挙句の果てには優しくしてくれた人の行為を逆恨み
エンディングではこの親父がどうなったのかわからないのですが、正直生きてちゃいかんと思いました
しかし、このダメ親父でも簡単に脱獄できた韓国の留置所
いかんでしょうこれが真実なら
ただ家族が人の助けを借りながらまっとうな生活を送れるようになったことはめでたしめでたし
でもこんなダメ親父でも子どもは会いたがるんでしょうかね
どうも心にモヤモヤと嫌悪感の残った映画でした
