冬時間のパリ

監督は、オリビエ・アサイヤス
出演は、ギョーム・カネ、バンサン・マケーニュ
公開は、2019年12月
こちらの映画も出版業界の編集者が登場
そしてフランス映画らしいエロさも

ラストは見事な拍子抜け
こんなエンディングではあまりに普通と感じるが、いや待てよ話の展開からするとこのエンディングは普通じゃなさすぎると感じてくる
登場する編集者と作家は知り合い
そして編集者はよくある話で部下と浮気
作家は編集者の妻と不倫
やり手に見える編集者も会社が買収の危機
こんなドタバタしたストーリーならもっと違うエンディングを期待してしまう
それでいて誰もが後ろめたさも切迫感も感じさせないのはフランスのお国柄か
大体友だち同士で集まって政治の話をしながら激論に発展するのですよ
日本なら当たり障りなくスポーツや子どもの話
それなのにこの人たちは真剣に議論し合うのですから理解できない
遠慮はないのかと叫びたくなる
こんな人たち相手に国際舞台で対等に渡り合うなんて日本には至難の業
明らかに住んでる世界が違います
うーん、どう評価していいのかわからない
そやそや途中で出てくるセリフに図書館から司書はいなくなる
腐っても元司書のバン様には胸にグサッでした