監督は、マリク・ベンジェルール
出演は、ロドリゲス
公開は、２０１３年３月
こんなことってあるんですね
今みたいに情報が世界中を飛び回り、音楽が動画が共有される時代なら彼は大スターですよ
言葉の問題はあるけれど特に音楽は世界共通になりました
その国だけのローカルなヒットもスマホで簡単に聴くことができる
ついでに演奏場面はYouTubeで観ることもできる
確かに英語以外の言語での世界的大ヒットは数えるほどしかないけれど誰が製作して誰が歌ってるかは簡単にわかる
ただこの映画に登場する１９７０年代はそんな時代じゃなかった
音楽はレコードで聴けるけど、演奏場面となると映画化でもされない限り観ることはできなかった
それはミュージシャンの情報もしかり
世界的ヒットを飛ばす人ならいざ知らず、売れないミュージシャンの情報なんて皆無だった
可哀そうなのは名前の発音まで間違えられてしまってた
そんなアメリカでデビューしながらも無名のままで終わったミュージシャンが南アフリカで数年後の大ヒット
その社会に対する怒りのような歌詞が反アパルトヘイトの人たちに支持された
しかし個人の情報はどこにも存在しない
ステージで焼身自殺したなどの都市伝説も
そんなロドリゲスを探し求めた人たちの物語
アメリカでは無名のミュージシャンのままで肉体労働で生活費を稼ぐ日々
彼を南アフリカに呼び寄せてのコンサート
熱狂で迎えられたのちもアメリカでは無名のまま
それでもうれしそうな姿が実にいいんですよね
ドキュメンタリー映画だったので最後まで観るのは止めようかと思ったけど観てよかったです
