作者は、ダグラス・マレー
出版は、徳間書店
これは凄い本ですね
タブーに挑むってこういうことをいうのでしょうか
多分いろんな人が感じているけれど、言ったら地雷を踏んでしまうがLGBTや人種に宗教
作者はゲイということですが今の市民運動に疑問を感じて警鐘を鳴らしています
特に過剰すぎるLGBTに対する遠慮というか気配り
時には優しく時には辛らつに作者は語ります
人種というは生まれ持ったもので変えることのできないもの
性嗜好やトランスジェンダーってのはどうなんだろう
生まれつきなら治療する必要はないし、後天的なら治療することもひとつの手段としては存在する
特にトランスジェンダーは自己申告だそうです
本人が身体は女性だけど心は男性と言えばそれで済んでしまう
でも生物学的に男と女は間違いなく存在するんだそうです
読めば読むほどなるほど、ふむふむと考えてしまう
男の子がスカートをはくのが好きだからと言ってそれをトランスジェンダーとしてホルモン治療を施すことが実際に行われていると書かれるとギャーです
特に手術まで受けてしまうと元には戻れない
そして反対意見を糾弾し続ける運動の怖さも書かれている
過去の発言を蒸し返して貶める運動の在り方も
作者の言われるように寛容こそが差別をなくす手段だと確かに思います