トレイター/TRAITOR国を売った男

監督は、エルゴ・クルド
出演は、タンベット・トゥイスク、マルトゥ・ヌルク
製作は、エストニア
エストニアNATO加盟申請を行った時代のドラマ
西と東の綱引きの時代は今のウクライナと似ています

あの戦争も元はと言えばウクライナNATO加盟申請が原因の一つじゃなかったでしたっけ
そんなこともあって興味津々でこのドラマを見せていただきました
元々ソビエト連邦に属していた国がNATOに加盟するのはロシアにとって脅威
それを阻止したいのは当然のこと
しかし、それは独立国のとる政策だから他国がとやかく言うことじゃない
じゃあ情報戦を仕掛けて情報を得るとともに混乱を巻き起こそうってことです
そりゃはたから見ても武力戦争をするぐらいなら情報戦争でしょうって思いますよね
でも今回のロシアは違ったみたいですね
主人公のスパイを演じるのは『8人の容疑者~誰がオット・ミュラーを撃ったのか~』で警察官を演じていたタンベット・トゥイスクさん
あの時はいい警察官の役だったのに今回はかなりのワル
何度も弱気にはなるけど周りの人を陥れていく極悪人
女性にもだらしなく、美術収集や車にとやたらと浪費
警察を資金流用で首になっていながら情報局に再就職ってどんな国なんやと突っ込みたくはなりましたが
ただ思ったほどの情報合戦などは登場せず、拍子抜け感は相当なもの
少し残念な作品でした