メイ・ディセンバー ゆれる真実

監督は、テッド・ヘインズ
出演は、ナタリー・ポートマンジュリアン・ムーア
公開は、2024年7月
何といえばいいのでしょうか、この映像の中に立ちこめる雰囲気を
嫌悪感とは違うのですが、相容れないものを感じてしまうのです

メイ・ディセンバーっていうのは親子ほど年齢差のある恋愛や結婚だそうです
5月と12月がなんでそんな意味になるんでしょうかね
お話はある事件を起こした女性を映画で演じることになった女優がその女性の元を訪ねるところから始まります
その事件とは13歳の少年と性関係を持ったことで女性は実刑判決を受け、その上で獄中で出産したというもの
事件から23年経ち、その女性はその町に13歳だった少年と子どもたちと暮らし続けている
そして元の旦那もその町に住んでいる
もちろん女優が女性の元を訪ねたのは演技の参考にするため
様々な関係者が語る彼女の姿
彼を愛しながら、彼の育てる虫を嫌悪する女性
造ったケーキをもう要らないと言われて泣く女性
そのケーキを黙々と食べる男性の姿
そういう映像が映し出されるたびに感じる異常さ
何故か耐えられない気持ちになってしまう映画でしたよ
この女性を演じるのがジュリアン・ムーアさん
同い年なんですがやはり女優さんだけあっていつまでも若々しいですね