監督は、ラド・クバタニヤ
出演は、ニカ・タバゼ、ダニール・スピバコフスキー
公開は、2024年5月
ロシア映画でお話は猟奇殺人
この重苦しい雰囲気は結構好きなんですがね
ただ時系列でない映画は頭が混乱しやすいんですよ
この映画も時が行ったり来たりするもんでその度に頭の整理をしないとお話が分からなくなってしまう
それに犯人と思われる人物への取り調べがあまりにも過酷
そんな時代でロシアだから仕方がないのかと思うのだけれど証拠よりも自白を重視するのはやっぱりちょっとお話を組み立てるには無理がある
これなら本当に誰でも犯人にされちゃいますよ
そして連続殺人でないある事件の動機があまりにもお粗末
正直この動機と猟奇殺人を同列に並べられては映画の価値が下がっちゃいます
どう考えても猟奇殺人だけにしぼってお話を組み立てた方が面白かったはず
女性を拉致して殺す際には口の中に土を押し込む
大量殺人であってその原因を読み解くだけでも十分に面白い映画が制作できたのではないでしょうか
たとえ事故であったとしてもあの殺人を入れちゃったのは本当に残念
謎解きで勝負してほしかった映画です