存在の耐えられない軽さ

監督は、フィリップ・カフマン
出演は、ダニエル・デイ=ルイス、ジュリエット・ビノシェ
公開は、1988年10月
見事の外しました
プラハの春を扱った映画だと聞いてましたから

やたらとセックスシーンの出てくる映画じゃないですか
政治的な映画に恋愛が付録でついてくる映画かと思ったら真逆で、恋愛映画に政治が付録でついてきました
途中で何度観るのをやめようと思ったことか
それでも貧乏くさく最後まで観ないと損した気分になると頑張って観続けました
プラハの春って独自路線を進もうとしたチェコスロバキアソ連がなだれ込んでそれを阻止した事件
主人公は腕の立つ外科医で共産主義社会でもエリート
やたらと女性の服を脱がしては関係を持つ
そして本命は写真家の彼女
なだれ込んだソ連軍の写真を撮った彼女はそれを西側のマスコミに渡す
世界中にこの事件を知ってもらおうとしたことなのに、新聞などに載ったこの写真が活動家を特定するのに利用されてしまう
その後エリートの彼とスイスに逃げ出してしまうのには落胆
そしてあまりに期待と違う展開に愕然
またチェコに戻るんだけど戦うためではない
最後には田舎に引きこもり、そして最後を迎える
恋愛映画としても煮え切らないし、反戦映画としてはそんなこと微塵も感じられない
困ったさんでした