悪の寓話

監督は、ダミアーノ・ディンノチェンツォ、ファビオ・ディンノチェンツォ
出演は、エリオ・ジェルマーノ、バルバラ・キキアレッリ
日本では、劇場未公開
難解ですね
いくつかの家族の物語なのですが重く、暗い

少女が書いた日記を見つけた作家がそれを物語を製作して語るというもの
登場するのは裕福なふたつの家族と貧しいひとつの家族
仲良く付き合っているように表面的には見えるけど裏ではバカにあってる
まあ社会ではよくあるお話でそうしないと波風が立つのだから仕方がない
学校では爆弾の作り方を農薬を使った自殺法を教える教師
それに影響されて爆弾を作る生徒に自殺する生徒
食堂で働く妊婦に性的興味を覚える生徒
登場する人物が全員個性的でかつまた変人
そんな人たちが物語を紡ぐのだからなかなかついていけずに話から置いてきぼり
ドンドン頭の中は混乱していく
そのまま日記を基にしたお話は終了
最後はローマに出た家族が眺めるテレビの無理心中のニュース
最初に戻ったような光景
もう頭の中はごちゃごちゃです
イタリア映画なのに同級生と母親が貧しい家族を訪ねて来る際に乗っていた車は日産のマーチ
フィアットやないんかと思わずつぶやいてしまった