ジョニーは戦場へ行った

監督は、ダルトン・トランボ
出演は、ティモシー・ボトムズ、キャシー・フィルーズ
公開は、1973年4月
題名だけは知っていた映画なんですが、一度も観たことがなかった
どうも自ら避けてたような気もします

戦場で傷を負った兵士の物語なんですが、手足を失い肉の塊となったというのは知っていてあまりに悲しすぎるのではと思って躊躇してたんです
今回録画もしたのですが消去してしまおうかなどとも思ったりしてました
でも今回観ると悲しいというよりやはり戦争の悲惨さを訴えてくる方が強い、本当に良質の戦争映画
ベトナム戦争に明け暮れたアメリカに対する鉄槌ですよ
ここでも語られる正義と自由への闘いを声高に叫ぶ国家
でもそんなものはある一面であって世界的に見れば正義でも自由でもない
戦争を正当化するための詭弁なんですよ
50年も前にこのいつものアメリカの主張を真っ向から否定するこの映画
やはり今の時代だからこういう映画はいろんな人に観てもらいないなあなどとの感想を持ってしまいました
今も続くこんなアメリカに追随するのって本当に良いことなんでしょうかね