終身刑の女

作者は、R・クシュナー
出版は、小学館
この淡々としたお話は何なんでしょう
それでいて全然退屈しない

終身刑で女性刑務所に入った女性の物語
文庫本で500ページ近い大作
それでいてハラハラドキドキもなければ大きな見せ場もない
淡々としか言いようがない話の進み方
この終身刑の女性と取り巻く人々が脇役
息子にこの女性の運命を変えたストーカーの男性
刑務所の中や外でこの女性が出会った人たち
それぞれの物語が語られる
本当に盛り上がりなんて何もない
それでいて活字から目が離せない
この魅力って文章や言葉では言い表せない
絶対ドラマ化や映画化は考えられない
文字でしか楽しめないこの魅力
こんな本には初めて出会いました