バウンティフルへの旅

監督は、ピーター・マスターソン
出演は、ジェラルディン・ペイジ、ジョン・ハード
公開は、1987年4月
思い出の場所への旅
たいていこういう映画はとってもいい人が主人公なんですが

この映画の主人公は正直それほどいい人じゃないです
息子の嫁との折り合いも悪く、息子はどちらかというと嫁の尻にひかれてる
それでいて家で大人しくしているわけでもないんですよ
けっこう嫁をイライラさせる行動をとっているので、嫁に邪険にされるのには主人公にも原因がある
彼女の思いは昔暮らしたバウンティフルという町をもう一度訪ねること
バン様もこの年になると昔育った町が懐かしくなる
ちょうど叔母の関係でここ1年ほど生野区の巽まで足を運んでるんですが、行くと昔住んでたとことか通った学校の周りをうろちょろして
決して良いことだけがあった場所でもないし、嫌なこともいっぱいあった場所なんです
それでもまるで知市のように自分の中で美化しているんですね
映画の主人公も多分同じ気持ちなんですよね
誰しもが同じ気持ちは持ってると思いますよ
そしてそれを胸の中にしまっておいて現実の世界に戻っていくんですね
なかなか青春真っただ中の人にはわからないかもしれませんが、この年になるとこういう映画が胸にきます